ITIL プラス

PRINCE2の市場調査報告


先日(2016年4月19日)、AXELOSは独自に実施した 市場調査の報告 を公にしました。 この調査は2016年2月22日から3月7日にかけて、AXELOSのサイトで実施されており、 全世界から2,400名以上の回答が得られたそうです。 調査結果から、回答者のほとんどがITILやPRINCE2など、 AXELOSの製品に興味のある技術領域の専門家のようです。

アンケートの内容は、主にPRINCE2とアジャイルの関する市場調査でしたが、 公表された結果にはさまざまな興味深い発見がありますので、 そのいくつかを紹介します。

個人的に最も興味を持ったのは、次の質問に対する回答結果です。
PRINCE2は、あなたのキャリアに価値がありましたか?
回答
割合(%)
はい
58
部分的に
30
わからない
9
いいえ
3
つまり、約60%の人がキャリアにとって価値があったと認識しており、 部分的にでも価値をあること答えた人を含めると、 約90%の人がPRINCE2はキャリアに価値をもたらすものであること認めています。

さらに、次の質問に対する回答結果も興味深いです。
PRINCE2は、現在のあなたの役職に価値あるものでしたか?
役割
はい(%)
部分的に(%)
わからない(%)
いいえ(%)
コンサルタント
67
24
6
3
プロジェクトマネージャ等
61
28
8
3
IT技術者
51
36
9
4
上級管理職
47
37
9
7
運用オペレーション
34
47
13
6
「プロジェクトマネージャ等」というのは、他にプログラムマネージャやポートフォリオマネージャが含まれているということです。 特に、プロジェクトマネージャやコンサルタントの60%以上が「現在の役職にとってPRINCE2は価値あるもの」と認め、 上級管理職や運用オペレーションも含め80%以上が「部分的にでも現在の役職に価値あるもの」と回答していることに、 PRINCE2の有用性を再認識させてもらった気がします。

この報告書では、他にも「Agileの採用に技術者は積極的だが、 組織は消極的でそのギャップが大きい。」などの分析結果も含まれており、 今回紹介できなかった内容に関しても、機会があれば紹介したいと思います。

この報告書は、AXELOSの調査結果のページに氏名と電子メールアドレスを入力し、 PRINCE2に関する情報メールと、AXELOSのプライバシー方針を受け入れれば誰でも入手できるようです。

第24話