2007年に ITIL® バージョン3がリリースされて以降、私達は「バージョン2」、 「バージョン3」という言いまわしで ITIL® の2つのバージョンを区別してきました。 最近、「バージョン3」という表現は使わなくなるという話を人づてに聞き、 インターネットの検索すると、EXINジャパンのサイトのFAQに次のような説明がありました。
「ITIL® V3の表記が無いのですが、何故ですか?
英国Cabinet Offieからの通達により、ITIL®の名称につけられていたバージョン名を記載しないこととなりました。」
昨年6月にバージョン2が市場から消えて1年が過ぎ、2011年版もリリースされたことから どうやら「バージョン3」という表現は必要ないと判断したということのようです。確かに、バージョン3のリリース以前は、 バージョン番号を言及することなく単に「アイティル」と言っていた記憶があります。
さらに、Cabinet Office, OGC, APMG, itSMF, TSO など、ITIL® とかかわりの深い団体のサイトをみてみると、 つい最近まであったバージョン3という表現がことごとく消えており、その徹底ぶりには驚かされました。
そんなわけで、 今まで「ITIL® V3 概要」というタイトルで販売してきた弊社のテキストも、 2011年版用シラバスに対応した新テキストより、 「ITIL® 概要」というタイトルで販売します。 詳細はこちら をご覧ください。 注文はこちらのサイトより承っております。
ITIL® は英国 Cabinet Office の登録商標です。
次回は、2013/8/10の予定です。