親和図法は、その呼び名を知っているか否かは別として、 多くの人がワークショップや実務において、 一度は経験したことのある手法です。 物事を分析したり、考えを整理したりするためにこの手法を採用します。
「ブレインストーミングやケプラー・トリゴー/KT法で思いついたアイディアを、 ポストイットなどに書いて、壁やホワイトボードに貼り付け、 類似するアイディアごとにグループ化することで、 意見や課題を体系化し整理する方法」と言えば、 誰もが思い当たるのではないでしょうか。
親和図法もまた、QC活動における定番の技法のようで、 インターネットで検索すると、 多くのサイトでその実施手順が丁寧に説明されています。 図を用いた説明も数多くあるので、 その画像を見ただけでも、何をどうすればよいかが概ね理解できます。
親和図法を検索すると、KJ 法という言葉がよく出てくるので、 気になって調べてみるとどうも同じ手法を指しているようです。 もともとこの手法には名前がなかったようで、 後に考案者である川喜田二郎氏のイニシャルを取って、 KJ 法と呼ばれるようになったそうです。
ITILのサービスオペレーションには、 問題解決に利用される1つの手法としてこの親和図法が紹介されていますが、 ほんの十数行の説明なので、あえて補足することもありません。
次回は、2013/12/10の予定です。