評価は、様々な場面で実施される活動ですが、これから説明する評価プロセスは、サービス移行で実施される変更のリスクを評価するプロセスです。
評価の最終目標は、利害関係者の期待値を正しく設定し、変更管理に有効で正確な情報を提供することです。そのため、サービスやインフラストラクチャの変更に対する投資対効果やリスクを判定する、一貫して標準化された方法を確立します。
評価は、大きく分けると以下の3つの活動で説明することができます。
1. 評価の計画立案
変更には期待される 効果ばかりではなく、意図していない副作用も出てきます。期待される効果は受入基準によって評価することができます。 しかし、意図していない副作用を評価することはかなり難しいことです。
過去に経験した変更のリスクに基づいて、様々な観点から変更が評価されるよう計画します。
2. 予想パフォーマンスの評価
評価の対象となる変更の実施によって、予想される効果と副作用を報告します。 サービス変更の効果と副作用を考慮する際に、以下の要素に注目します。
(スキル、知識、財務基盤、インフラストラクチャ、アプリケーションなど)
3. 実パフォーマンスの評価
変更が実施されると、実際のパフォーマンスに関するレポートを運用から受け取ります。 予想パフォーマンスと実パフォーマンスの結果から評価レポートを作成します。 以下のような、評価レポートが考えられます。